3/15/2014

Park Avenue で巨大アート鑑賞

New York Timesに気になる記事がありました。

マンハッタンのPark Avenueの52丁目から66丁目まで、道路の真ん中でアルミニウム製の巨大アートが出現しているとのこと。

今日は春のように暖かい日和だったので、お散歩がてら行ってきました。

59th/Lexingtonで降りて歩いてみると、遠くからも確認できる大きな作品が。近づいてみると、、、
ビル街の真ん中にそびえ立つ、アルミニウムが真っ白にペイントされたぴかぴかの作品。リボンのようにも見えます。

その後も、続々続きます。
66丁目にあるという一点を除いて6作品を鑑賞しました。

作家はAlice Aycockというアメリカ人の芸術家で、なんと67歳!

"Park Avenue Paper Chace"という題名で、「パーク アヴェニューには上からも下からも吹く風があり、それが形を作ったり、そしてその形を吹き飛ばしたり、そのまま残したり、という様を示している」とNew York Timesの記事の中で作家は話しています。しかし、Park Avenueというのはマンハッタンの中でもハイソサエティなエリアを含むアヴェニューの一つ。例えばSex and The Cityで結婚後のシャーロットが住んでいたのもPark Avenueというと、イメージが湧きやすいと思います。


そんな場所に突如現れた巨大アートには、難色を示す人も多かったよう。実際に彼女のアートは、ニューヨークのその他の場所でもパブリックに展示され、その度に物議をかわした経緯が。しかし彼女は肝心なところではなかなか譲歩しなかったそうです。「私は譲れないところでは戦う」と。「これは私のやることであり、私自身。もし取り除いたら、私は蒸発してしまう。つまりは私のアイデンティティ。」

今回のこの作品は7月半ばまで展示されるそうです。どういった反応が集まるのか興味深いです。
Alice Aycock

建築家と彫刻家のハイブリッドとして巨大アートを作り名を馳せて、そして67歳の今もソーホーに拠点を構え創作活動を続けている彼女は非常にニューヨークらしいアーティストだと思います。そして例えPark Avenueですら新しいアートにチャレンジをするニューヨークは、やはり常に新しいスタイルを見せる街だと改めて感じました。


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