9/29/2015

私がニューヨークにやってきたきっかけ

毎月記事を投稿しているDear B, というサイトで、新しくアップデートされたもの。



忙しい街で自分らしく 大好きになったニューヨーク - Dear B,
http://english.cheerup.jp/article/2117

このメディアは、Bridgetという世界を旅する女の子に宛てて、世界中にいるライターが手紙を書くというスタイル。

今月は私がニューヨークにやってきたきっかけについて話している。


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9/28/2015

二人のプレイリスト

来週の土曜日、結婚式。いよいよ。

大事なことはだいぶ前に一通り落ち着いたが、小さなことがまだぎりぎりまで残っている。(そしてそれらが結構大変。)

先週、食事の際にかける音楽のプレイリストを作成した。

二人でiTunes内をうろうろしながら、音楽は、二人の思い出や一緒に過ごした時間を確かに刻んでいると感じた。写真と同じように。彼は、この私たちのプレイリストを、"a musical memory bank"と言っていた。

ニューヨークで一緒に行ったライブで見たバンドたち。

Phoenix - 1901



The xx - Crystalised



Boy - Little Numbers



The 1975 - Chocolate



2002年に日本で先輩や友人たちと観たライブ。実は彼もその時日本にいて、まさかのまさか、同じライブに行っていたということが発覚した、Red Hot Chili PeppersのBy The Wayツアー。

Red Hot Chili Peppers - By The Way



まだ私がニューヨークに越す前、ニューヨーク - 東京で離れていた頃、毎日10時過ぎまで残業していた私に彼が送ってくれたこの曲。

Stars - Elevator Love Letter



この頃、国際郵便で大好きな曲をそれぞれフラッシュドライブに詰めて送り合いっこをしていた。10代の頃CDに音楽を焼いて交換していた世代の私たちは、全てがもっとデジタルになった今でも、そんなことをしてわくわくするのを楽しんでいたのを思い出す。私から送ったフラッシュドライブに入れたこの曲の美しさ。

Serph - Feather



二人が大好きな映画、"The Royal Tenenbaums"から。

 Nico - The Fairest of the Seasons



柄にもなく、毎年クリスマス前に一緒に観ている"Love Actually"から。

The Beach Boys - God Only Knows



その他にもたくさん、二人にとって大事な曲や一緒にたくさん聴いた曲の中から、ディナー レセプションに来てくれる人たちもきっと心地よく過ごしてもらえそうなものをいっぱい選んだ。

たくさんある結婚式の決めなくてはいけないことの中で、一番楽しかった。自分のiPodにもこのプレイリストを入れて、ここのところ毎日聴いている。

大学の頃、ドラムを叩いていた私。ティーンエイジャーの頃からベースを弾いていた彼。お互い、幅広く受け入れる様々な音楽 - ロック、エレクトロニカ、ポップ。美しい音、メロディー、ビートがそこにあることに気づくと、涙が出そうになるところも似ている。

Daft Punk - Digital Love



Aphex Twin - Girl/Boy Song



これからもきっと、間違いなく、私たちのmusical memory bankは積み立てのように確かに増えていくはず。

同じものが好きということがわかった時の喜び。お互いおしえてもらった曲が大好きになる時の心踊る気持ち。アルバムをめくりながら写真で振り返るように、音楽で辿る思い出の数々。

こうやって一緒にプレイリストをつくる。小学生くらいの、カセットテープで自分の編集をつくることを覚えた頃を思い出しながら、かけがえのない楽しみだということにあらためて気づいた。


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9/20/2015

ニューヨークで3回目のお誕生日

9月19日は私のお誕生日。

お友達にお祝いしてもらった前夜。結婚式を控えていて、おめでたいこと大好きみたいで恥ずかしくもありつつ、仲のいい友人達と一緒に過ごす時間がもてるお祝いの場があることは嬉しい限り。

そしてお誕生日の夜は、昨年に続き今年もSushi of Gariに。





Omakaseをオーダー。

お醤油で頂くのではなく、それぞれが独創的なソースとともにサーブされるこちらのお寿司。ハラペーニョ、オリーブオイルや豆腐のソース、胡椒で頂くものも。大根とフォアグラの、濃厚なソースのお寿司もこちらの看板。

日本でお寿司を食べるなら、両親が連れて行ってくれる(自分では手が届かないような)老舗の江戸前が何より幸せ、もしくは渋谷の美登利寿司の回転寿司みたいなお手頃で美味しいお寿司が楽しい。ニューヨークで食べるなら、これくらいちょっとユニークで、でも繊細なお寿司が嬉しい。

秋ならではの秋刀魚も食べられた。彼は初めて食べた秋刀魚。魚の経験値が低いアメリカ人の彼。魚臭くないか心配だったけれど、とても気に入った様子だった。私と過ごした2年で、彼も結構変わったんだろうなー。そう感じる場面は一緒にいてたまにあるけれど、やはり食はそれが特にわかりやすい。

去年はHell's Kitchenのお店に行ったけれど、今年はアッパーイーストの方に。お花が、結婚式のブーケで使う予定のあじさいという偶然が、少し嬉しかった。


食後は夜のセントラルパークを少しお散歩。9月の後半、上着はいらないけれど少し涼しい秋の夜。夏と冬が長いニューヨークの限られた秋の時間を、お誕生日という日常より少しスペシャルな気分で過ごす。そういったちょっとしたことをスペシャルに感じられる私と彼は、すごく地味に幸せが感じられるタイプ。それは、友人が言っていた言葉を借りると、とてもピュアということらしい。

ニューヨークに来て2年が過ぎ、3回目のお誕生日も私たちらしく過ごせたこと。ピュアなのか地味なのかはわからないけれど、満たされている気持ちがここにあることに違いはない。

Sushi of Gari


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9/14/2015

インタビューを受けた

大学時代の友人からの繫がりで、インタビューを受けた。ADDmagazineという、ウェブとフリーペーパーで情報を発信している、日本の学生達が立ち上げたファッション/アート/カルチャーのメディア。

ニューヨークで学びたい
ニューヨークで働きたい
ニューヨークのファッションの世界に触れたい

そういった考えを持っている方に向けて、私の話から何か少しでも見えるものがあれば、と思い受けた今回のインタビュー。

少し長いですが、興味のある方、是非読んでみて下さい。

MY KIND OF NEW YORK CITY - ADD magazine
http://tokyo-add.com/2015/09/49751/






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9/11/2015

ファッションのしてくれること

今日の授業で教授が言っていた言葉。

We buy fashion for "what it does" rather than "what it is."

私たちはファッションのそのものが何かではなく、それが何をしてくれるかを買っている。

ファッションはアイデンティティだとか、自己表現だとか、それって結構その通りだと私は思う。故に、私たちは確かに、そのアイデンティティの発信を、そして自己の表現を、ファッションに託しているということ。

ファッションのしてくれること。自分を映し出すこと。

平ったく言うならば、
「その服かわいいね。」
と言われるより、
その服(あなた)らしいね。
と言われる方が嬉しい時。それってそのファッションが確立したと感じられるからでは。

そうやって、「衣食住」の枠を飛び出した、アートに極めて近い形でのファッションは更におもしろくなる。

好きだな。

メトロポリタン美術館で行われていた、"China: Throuth the Looking Glass"から。


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9/03/2015

結婚式の準備 

結婚式があと一ヶ月先に迫ってきた。

なかなか忙しいけど、私たちなりのテンションで完成にもっていけるよう進めている。

何より私たちの式は自由度が高くて嬉しい。

日本でありがちな、プランナーさんがいて、元となるプランを選んで、そこから更にオプションを選択・追加して、、しかもその個々に価格設定があって。。。みたいなのは一切ない。クッキーカッターな催しも、偽物の宗教っぽい儀式もない。

ヘア&メイクアップ アーティスト、フラワー アレンジング アーティスト(ブーケをやってもらう)、フォトグラファー/ビデオグラファーは全てフリーランスの人たちに個別でお願いしているので、とてもフレキシブル。知り合いから広がって、色んなクリエイティブな人たちとの輪も広がる。

今日仕上がって、フィッティングに行ってきたウェディング ドレス。そこから更に詰めてもらって、残った生地はリボンにしてもらい、ブーケを巻くのに使うためお花をやってくれる友人に託す。そういうのも、何か用意されたプランがあるわけではなく、ドレス屋さんで「こんなアイデアなんだけどやってもらえる?」と聞いてみて、「あ、いいよー!幅は何インチにする?」みたいな感じ。

レストランも自分たちで選んで直接イベント担当の人と話しているし、ケーキも自分たちでテイスティングに行って、デザインも決めて、当日運んでもらう。

さすがアメリカ。ケーキのテイスティングはカップケーキで。

お花も教会近くのフローリストと話して決めて、それをその後レストランにも設置してもらう予定。

自分たちでやってるから大変なようで、実はとても楽。なぜなら、

やりたいこと
やりたくないこと

さえわかっていれば、あとはそれが形になる。ちょーシンプル。

やっていいこと
やっちゃだめなこと

が式の完成形を大きく左右する(印象の)日本とは大きく違う。

なので総じて、ニューヨークで挙げられて嬉しい。東京で挙げるストレスを考えると。

唯一残念なのは、イギリス時代にフラワー アレンジングの資格をとり講師もしていた母に、今回の式でブーケやそのほかのお花を作ってもらえないこと。

それを叶える為には、東京でも絶対にお祝いしたいな・・・でもシンプルに。


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9/02/2015

ファッションに愛はある?(あって欲しい。)

ファッションを学んでいると、ファッションが好きかどうかだけじゃなくて、それをビジネスとして見るようになる。少なくとも、見ようとする。

そうすると、以前に増して、嫌いなブランド/デザイナーが増える。

魂を売ったように見えるデザイナー。山ほどいる気がする。

私は商業主義に走ったブランドを否定はしないけど、そこに愛がなくなってしまっていたら嫌いになってしまう。

Michael Kors, Tory Burch, Coach, J. Crew, etc.
 ※完全に主観。

気づけばニューヨーク発信のブランドにそういったビジネスの道を選んだものが多い気がする。

ファッションを知らない人を騙すかのように手玉にとり、ロゴや名前を前面に出してモノを売り、本来のアイデンティティを失い、そして一過性のピークを経験し、最終的には落ちていく。

ファッションを知らない人がファッションを楽しむ為のブランドは必要だとは思う。Gapはそういった市場を確立した代表的なブランドだと思うし、今のファスト ファッションも大半はそういった需要に大きく応えている。そして買えるラグジュアリーが必要なのも理解できる。現に私だってそれが必要だ。

しかし上に挙げたようなブランドは、ランウェイを持っていたりファッション ウィークでプレゼンテーションを行う。コレクションを発表するブランドである以上、アートであり、そして愛情があるクリエイティビティを発信すべきではないのか。ファッションを知らない人にロゴやうわべだけの価値を与えて満たすのは、ランウェイ ブランドが行うべきことではない。

そうやってクリエイティビティが失われ、誰もが目にするわかりやすいブランドに成り下がった代償がビジネスの後退であれば、それはしかるべき制裁を受けていると思わざるを得ない。

あーなんだか、そういったサイクルを見届けながら、自分が好きなブランド、ロイヤリティを感じられるブランドが変わらず届けてくれる愛情を感じられることに、感謝すら覚えるくらいだ。

ファッションに愛はあるはず。それをもっと届けられるマーケットにいたい。


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